放課後等デイサービスを利用するうえでおこなわれる「モニタリング」について解説しています。
放課後等デイサービスで支援計画の実施状況を把握することをモニタリングといいます。目標の達成度を評価して、支援の効果を測定するため、今後の支援の方針性を決める重要な材料となります。
放課後等デイサービスをはじめとする施設に必ず1人以上配置されている「児童発達支援管理責任者」が実施します。子どものニーズに応じた適切な支援の提供と質の向上は、児童発達支援管理責任者の役割のひとつ。そのため、放課後等デイサービスの利用計画実施状況を把握(モニタリング)し、モニタリングにもとづいて、必要であれば利用計画を変更するなどの行動につなげます。
個別支援計画を作成した後、少なくとも6カ月に1回以上の頻度で実施します。また、子どもの状態や家庭状況に変化があった場合には、都度モニタリングを行うよう定められています。
モニタリングは単純に「目標を達成したか、していないか」を見るものではありません。利用者に提供した支援の客観的評価を行い、放課後等デイサービスの利用計画を見直す必要性があるかどうかを判断するためのものです。
モニタリングは、指導員から見た評価のほかに、保護者から計画や支援の評価をヒアリングすることも重要です。保護者と面談を行い、生活状況をモニタリングして、家庭での支援へつなげていく目的もあります。
モニタリングをおこなった結果、個別支援計画を変更する必要があると判断された場合には、計画の見直しを行います(支援目標の設定が高すぎないか、支援の内容が子どもに合っているか、新たな課題が発生していないかなど)。
問題を見極め、個別支援計画を作成し直して支援を再開します。
一人ひとりの子どもの特性や障がいに合った療育を受けられるように、
「個別療育」と「集団療育」の両方に対応している佐賀県内の放課後等デイサービスを調査しました。
その中から、将来の可能性を広げられる「PC・ネット関連の療育」を導入している放デイを抜粋してご紹介します。