放課後等デイサービスの
トラブル事例
【佐賀編】

佐賀県の放課後等デイサービスで実際に起きた、児童が行方不明になったトラブル事例を紹介しています。また、子どもが行方不明になるのを防ぐために保護者ができることについても説明しています。

佐賀県で実際にあった
放課後等デイサービスのトラブル事例

実際に合った行方不明事例を、佐賀県生涯福祉課が公表している「佐賀県視程障害福祉サービス事業者等集団指導資料」より引用しています。

外出中の見失い

  • 外出先(公園)から帰る前、指導員が他児のトイレ誘導や着衣の介助等を行っている間に、離れたところにいた児童が逆の方向へ走り出し、見失った。
  • 外出時、トイレに入ったと思い込み、呼びに行くといなかった。
  • 図書館に外出中、職員が貸出手続きのため背を向けている間に児童が行方不明になった。
  • 外出先(公園)に到着後、しばらくして行方不明であることに気付いた。
  • プール利用時に行方不明となったが誰も気づかないまま事業所に戻り、児童を保護しているとの連絡を受けて発覚した。
  • 近隣の公園で活動し、点呼した時に行方不明に気づいた。

引用元:佐賀県公式サイト『佐賀県指定障害福祉サービス事業者等集団指導資料 佐賀県生涯福祉課【障害児支援部会】』【PDF】令和2年9月 佐賀県障害福祉課指導担当|支援中の児童行方不明事案について
(https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00376628/3_76628_178939_up_yc2r5h5z.pdf)

外出活動時に子どもを見失ってしまうアクシデント。放課後等デイサービスの中には、1人の指導員で複数の子どもを見守っている施設もあります。他児のお世話をしている最中、目を離した際に見失ってしまうことも考えられるので、できれば職員数が多い施設、または少人数でも管理体制がしっかりしている施設を選んだほうが良いでしょう。

事業所での支援中の見失い

  • 散歩準備のため、職員がおむつ替えや車の準備をしている間に児童がいなくなり、「車に乗るよ」と声掛けして、いないことに気付いた。
  • 児童が事業所近くのゴミ箱にジュース空き缶を捨てに出た後、行方不明となった。
  • 学習中に機嫌が悪くなり興奮し、職員が目を離した隙に事業所から飛び出した。
  • 職員が連絡帳記入などをしている間に、ガレージの窓から出て行ってしまった。
  • 調理のイベントで職員が包丁や火の始末に気を取られ、当該児は別の部屋にいると思っていたが、施錠していない出入り口から出て行っていた。
  • 他児が来所した際にドアを開け、施錠忘れの状態の時に児童が出て行ってしまった。
  • 外出のため職員が他児の乗車介助を行っている間に、事業所からいなくなった。

引用元:佐賀県公式サイト『佐賀県指定障害福祉サービス事業者等集団指導資料 佐賀県生涯福祉課【障害児支援部会】』【PDF】令和2年9月 佐賀県障害福祉課指導担当|支援中の児童行方不明事案について
(https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00376628/3_76628_178939_up_yc2r5h5z.pdf)

放課後等デイサービスは、基本的に利用者に合ったプログラムを組んで日々実施していますが、その中で何らかの不満がうまれた子どもは突発的な行動をとってしまいます。施設の外へ出てしまったり、課外活動として外出した後に施設へ戻らなかったりする可能性があるので、そういった場合の対応についても確認しておいたほうが良いでしょう。

送迎前後の見失い

  • 職員が送迎準備を行っている間に、開いていた非常用出口から児童が出て行ってしまった。
  • 1名の児童が見当たらず、送迎車に児童が 1名残っていたことが判明した。
  • 送迎車で児童の自宅近くに降ろしたが家の鍵がかかっていたため、中に入れず近隣の人が保護した。

引用元:佐賀県公式サイト『佐賀県指定障害福祉サービス事業者等集団指導資料 佐賀県生涯福祉課【障害児支援部会】』【PDF】令和2年9月 佐賀県障害福祉課指導担当|支援中の児童行方不明事案について
(https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00376628/3_76628_178939_up_yc2r5h5z.pdf)

送迎サービスは非常に便利なサービスですが、その前後に危険が伴うことを知っておく必要があります。例えば、学校の下校時間に放課後等デイサービスのお迎えが間に合わず(または抜け漏れがあり)、子どもが1人で家に帰ってしまうことも。放課後等デイサービスの職員や特別支援学級の先生と連携をとり、そういったトラブルを未然に防ぎましょう。

放課後等デイサービスの
危機管理能力を見極めるポイント

放課後等デイサービスにいる間のことは、保護者にはどうすることもできません。だからこそ、放課後等デイサービスの利用を決める前に、安全対策が行き届いているか様子を見たり、対策について質問したりすることが大切なのです。そうすれば、事業所の危機管理能力を見極められるでしょう。

これから利用する放課後等デイサービスを探される方は、以下の項目をチェックしてみてください。

  • 職員の配置人数は適当か
  • 持ち場を離れるときなど職員同士よく声をかけあっているか
  • 事業所がひとりひとりの児童のスケジュールを把握しているか
  • 児童の担当職員ははっきり決めてあるか
  • 施設内・敷地内に死角ができないような間取り・職員配置になっているか
  • 児童の飛び出しがないよう出入口の鍵などの設置はどうなっているか(火災などの際はすみやかに脱出できるようになっていること)
  • 裏出口や窓などにも対策が施してあるか
  • 外出時の職員配置は適当か
  • 危険な場所に外出していないか。どこへ出かけるのか保護者にしらせてくれているか
  • 外出時、点呼をこまめにしているか
  • 問題行動の予兆をスタッフで共有しているか
  • 送迎時運転手は見守りをおこなっているか
  • 子どものシートベルト着用を確認しているか
  • 家へ送る際家の中に入ったことを見届けているか
  • 個々の児童の特性を把握しているか

参照元:佐賀県公式サイト『佐賀県指定障害福祉サービス事業者等集団指導資料 佐賀県生涯福祉課【障害児支援部会】』【PDF】令和2年9月 佐賀県障害福祉課指導担当
(https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00376628/3_76628_178939_up_yc2r5h5z.pdf)

子どもの成長と将来を一緒に考える
佐賀の放課後等デイサービス3選

トラブル回避のために保護者側ができること

行方不明をはじめとするトラブルを防げるよう、また万がいちの事態が起きたとき捜索しやすいように、「保護者側ができること」も考えておきましょう。最低限、次の3つは押さえておきたいですね。

  • 子どもに連絡先の分かるものを携帯させておく
  • 子どもが興味を引くもの、好きな場所などを職員と共有しておく
  • その日の子どもの服装を撮影しておくなどの方法で正確な情報を共有できるようにする

参照元:佐賀県公式サイト『佐賀県指定障害福祉サービス事業者等集団指導資料 佐賀県生涯福祉課【障害児支援部会】』【PDF】令和2年9月 佐賀県障害福祉課指導担当
(https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00376628/3_76628_178939_up_yc2r5h5z.pdf)

⼦どもの成長将来を一緒に考えてくれる佐賀県の放課後等
デイサービス3選

一人ひとりの子どもの特性や障がいに合った療育を受けられるように、
「個別療育」と「集団療育」の両方に対応している佐賀県内の放課後等デイサービスを調査しました。
その中から、将来の可能性を広げられる「PC・ネット関連の療育」を導入している放デイを抜粋してご紹介します。
※調査対象:佐賀市内に拠点があり、公式サイトを保有しているすべての事業所(29事業所・2021年6月時点)

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