佐賀県内の放課後等デイサービスの送迎事情を調査しました。送迎サービスを利用する際の注意点も事例とあわせて紹介しています。
佐賀県内の放課後等デイサービス(対象:佐賀市内にあり公式サイトをもっている29の事業所)を調査したところ、送迎サービスを実施しているのは26事業所でした(2021年6月17日時点)。送迎サービスをしている事業所のほうが比率として多く、家の近くに放課後等デイサービスがない方でも利用しやすい環境が整えられています。
仕事が忙しい方や2人以上の子どもがいて送迎が難しい方でも、放課後等デイサービスの利用をあきらめないで済みます。なお、送迎サービスは事業所によって無料か有料か異なるため、事前に確認しておきましょう。
学校の下校時刻に合わせて、放課後等デイサービスのスタッフが学校までお迎えにきてくれるのが一般的。放課後等デイサービスの終了時間まで過ごした後は、送迎車で自宅へ送ってもらえます。
公式サイトに「送迎サービスがある」と記載されていても、送迎を希望する子どもが多い、または送迎車が少ない場合、送迎の対応をしてもらえないケースがあります。送迎を希望する場合は、事前に送迎サービスを利用できるかどうか確認しておきましょう。
送迎時間について確認しておくことも大切です。1台の送迎車でたくさんの子どもを送迎している場合、様々な学校や家を回ることになり、子どもが車に乗っている時間がとても長くなってしまいます。1台の車で何人を送迎するのか、放課後等デイサービスの利用終了後、家に着くのは何時頃になるのか確認しておきましょう。
送迎サービスはとても便利なサービスですが、どのようなリスクがあるのか知っておくことも大切です。
佐賀県の障がい福祉課は、これまでに発生した「送迎準備中に支援中の児童が行方不明になった事案」を発表しています。
運転手の不注意で送迎車に児童を残してしまったり、家に送ったものの家の鍵がかかっており家の中に入れなかったなどの事例があります。事業所が送迎準備~送迎中の事故防止策を講じているか、以下の観点で確認してみるとよいでしょう。
一人ひとりの子どもの特性や障がいに合った療育を受けられるように、
「個別療育」と「集団療育」の両方に対応している佐賀県内の放課後等デイサービスを調査しました。
その中から、将来の可能性を広げられる「PC・ネット関連の療育」を導入している放デイを抜粋してご紹介します。