放課後等デイサービスには「個別療育」と「集団療育」があります。どちらを選べばよいのかわからない方にむけて、個別療育と集団療育の違いを分かりやすく解説しています。また、佐賀県内にある放課後等デイサービスを調査して、「個別療育」と「集団療育」の両方に対応している施設がどれくらいあるのかまとめているので、施設選びの参考にしてみてください。
子どもの状況や特性に合わせてプログラムを実施できたり、遊びの中で苦手な部分を伸ばすトレーニングを行えたりするメリットがあります。
個別療育の場合、スタッフとマンツーマンで取り組む療育がメインなので、子ども同士が関わる機会はほとんど持てません。そのため、集団行動に慣れることができなかったり、友達の模倣(まね)をする機会が減ったりするデメリットがあります。
集団行動のルールを学べたり、コミュニケーションスキルを磨けたりするメリットがあります。友達や先生とやり取りする中で、模倣(まね)をする機会が増え、言葉を覚えられるケースもあります。
集団行動が苦手なタイプの子どもや集団の中でパニックを起こしてしまう子どもの場合、集団療育の場そのものがストレスになるケースもあります。
集団療育と個別療育は、一概に「どちらか一方が良い」というものではありません。子どもの性格や障がいの特性によって、どちらの療育を受けるべきか変わってきます。
集団が苦手な子どもは、個別療育で訓練を初めて、徐々に集団の中に慣らしていくのがおすすめです。コミュニケーションが苦手な子どもは、あえて集団の中でコミュニケーションスキルを磨くという方法もあります。
子どもの性格や特性、その時の状況に応じて選択していく必要があるため、個別療育と集団療育の両方に対応している放課後等デイサービスを選ぶと良いでしょう。
佐賀県内にある放課後等デイサービス(対象:佐賀市内にあり公式サイトをもっている29の事業所)を調査したところ、個別療育に対応している旨が公式サイトに記載されていた事業所は25事業所でした(2021年6月時点の情報)。
一人ひとりの子どもの特性や障がいに合った療育を受けられるように、
「個別療育」と「集団療育」の両方に対応している佐賀県内の放課後等デイサービスを調査しました。
その中から、将来の可能性を広げられる「PC・ネット関連の療育」を導入している放デイを抜粋してご紹介します。