ひとくちに放課後等デイサービスと言っても、施設によって理念や特色、支援内容は異なります。放課後等デイサービスを利用する際は、どのような療育・支援に力を入れている施設に子どもを預けたいか考えたうえで、その条件に合った施設を選びましょう。
ここでは佐賀県内の放課後等デイサービスが行っている代表的な支援・療育についてご紹介しています。
対応している支援・療育内容を掲載中!
佐賀の放課後等デイサービスリスト
学校の授業についていけない子ども、1人で勉強することが難しい子どもを支援します。宿題のサポートや習熟度に合わせた個別指導、タブレットや教材を用いた計算や時計の読み方の学習など、放課後等デイサービスによって勉強支援の方法はさまざまです。
佐賀県内の放課後等デイサービスで受けられる
勉強支援の詳細はコチラ
体の動かし方に困難がある子どものための支援。全身を動かす運動を習慣化できるメリットもあります。佐賀県内では、トランポリンや平均台、ボール、ストレッチ、ラジオ体操やリトミック、リズム遊びなどのプログラムをとりいれている放課後デイサービスが見られました。
佐賀県内の放課後等デイサービスで受けられる
運動療育の詳細はコチラ
佐賀県には、ITを療育に取り入れている放課後等デイサービスもあります。言葉の学習や学校の勉強、マナーなどの学習にタブレットやパソコンを用いている施設のほか、タイピング・プログラミング・ワープロ、表計算ソフトの使い方を学べる放課後等デイサービスもみられました。
また、eスポーツを通してチームプレイや論理的思考、目標達成力などを養う取り組みをしている放課後等デイサービスも登場しています。
日常生活に困難のある子どもは、周囲よりできないことが多く、劣等感を覚えている傾向があります。日常生活支援を通してできることが増えれば、それが自信となって自己肯定感も高まるでしょう。
日常生活における困難とは、例えばコミュニケーション、身だしなみ、整理整頓や時間の管理、お金の管理など。これらを集団生活、または個別プログラムを通して学びます。療育には、応用行動分析学(※1)、認知行動療法(※2)、TEACCH(※3)など専門性を伴う方法もあります。
用語解説
※1:応用行動分析学…行動を取り巻く環境や行動の連鎖を含めて行動を全体的に分析し理解する方法。
※2:認知行動療法…受けとめ方や考え方に働きかける療法。
※3:TEACCH…自閉症を正しく理解し、自閉症特性に配慮した教育や支援を行う包括的なプログラム。
自分が困っているときの援助を求める言葉、拒否の言葉、わからないことを質問する言葉など、自分の気持ちを周りの人にわかりやすく言葉で表現するための訓練をおこないます。
個別の言語訓練のほか、集団でのことば遊び、視聴覚教材の活用など、施設によって言語支援の方法はさまざま。また、言葉やコミュニケーションの発達を支援する専門家「言語聴覚士」が在籍している施設なら、より専門的な療育を受けられるでしょう。
子どもの経験を増やしたり、集団行動のマナーを学んだりするための支援。友だちとの関わりを増やすきっかけにもなります。公園や川で外遊びをしたり、社会見学としての博物館や工場を見学訪問したりする放課後等デイサービスが見られました。そのほか、自立した生活を目指すための買い物、電車、バス利用を積極的に行っている放課後等デイサービスもあります。
佐賀県内には、自分たちで食べる昼食やおやつをつくり、皆で楽しく食べる食育を通して、食事の大切さを教えている放課後等デイサービスがあります。調理をプログラムに入れている放課後等デイサービスのほか、自分たちが食べる野菜を栽培するプログラムをおこなっている施設もみられました。
卒業後を見据えて、就労体験や就労事業所の見学などをおこなっている放課後等デイサービスもあります。放デイを運営している会社が、就労継続支援A型・B型(障がいのある方が一定の支援がある職場で働くことができる福祉サービス)を運営しているケースも。子どもの就労体験は、いろいろな角度から将来のことを考える良い機会になるでしょう。
一人ひとりの子どもの特性や障がいに合った療育を受けられるように、
「個別療育」と「集団療育」の両方に対応している佐賀県内の放課後等デイサービスを調査しました。
その中から、将来の可能性を広げられる「PC・ネット関連の療育」を導入している放デイを抜粋してご紹介します。